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γ-GTPの数値と脂肪肝の関係性

健康診断によってγ-GTPの数値が高いと言われた方は、ほとんどの場合お酒の飲み過ぎによるものです。
γ-GTPは肝臓の健康状態を表す一つの指標として用いられるものであり、この数値で様々な肝臓病を診断することが出来ます。

 

現代社会において切っても切りれない生活習慣病の一つである脂肪肝もまたγ-GTPの数値によって診断されます。

 

・脂肪肝
肝細胞全体で30%以上の中性脂肪を蓄えている状態。(通常は3〜4%程度)
脂肪肝自体に自覚症状はないが肝炎や肝硬変、さらには肝臓がんまで発展する。

 

ここではそもそもγ-GTPとは何なのか?そして脂肪肝との関係性は?について紹介していきます。

 

ちなみにγ-GTPはアルコールを摂取しなくても糖質の取り過ぎによって上昇するので、普段お酒を飲まない方も是非健康のために読んでみてください。

 

γ-GTP(ガンマ-グルタミルトランスペプチテーゼ)

 

γ-GTPとは肝臓だけでなく小腸やすい臓、腎臓などにも多く存在するタンパク質を分解する酵素であり、肝臓では主にアルコール解毒において作用してくれます。
そのためアルコールを過剰に摂取することでγ-GTPも多く生成され、それが血液中に流れ出ることでγ-GTPの数値が高くなってしまうのです。

 

・γ-GTPの標準値
男性では50 IU/L(パー・リットル)、女性では30 IU/Lが標準値とされていて、この数値を超えると何らかの肝機能障害を引き起こしていると診断されます。

 

・γ-GTPの数値で検出できる病気
γ-GTPは肝臓の健康状態を示す指標であることから様々な肝臓病を検出することが出来ます。
以下はγ-GTPで検出できる主な病気です。

 

脂肪肝
アルコール性肝炎
急性ウイルス肝炎
薬剤性肝炎
慢性肝炎
胆嚢疾患
うっ血肝障害
肝硬変
肝臓がん

 

・脂肪肝との関係性
脂肪肝の主な原因はアルコールの摂取や肥満によるものです。
そのため血液中のγ-GTP値が上昇しているとまず先に疑われるのが脂肪肝となります。
脂肪肝は自覚症状がほとんどないため早期に発見することが難しく、ほとんどの方が健康診断時のγ-GTP値によって診断されます。
γ-GTPの数値的には50〜200IU/Lだと脂肪肝の可能性が高いようです。
しかし一概には脂肪肝とは言えず、γ-GTPが50〜100IU/Lとさほど高くない場合での肝硬変や肝臓がんを発症していることが稀にあります。

 

糖質の摂り過ぎでもγ-GTPは上昇する

 

冒頭でも述べましたが実は糖質の取り過ぎでもγ-GTPは上昇するため、普段お酒を飲まないからといって安心してはいけません。
糖質とは炭水化物やお酒(特に醸造酒や混成酒)、果物や甘いものに多く含まれています。
これを摂り過ぎると糖質をエネルギーに変換するため肝臓内で大量のγ-GTPが生成され、それが血液に流れ出ることでγ-GTP値が上昇します。

 

さらにエネルギーに変換しきれなかった糖質は中性脂肪となり肝細胞に蓄えられていくため、これが過剰になるとアルコール摂取同様に脂肪肝となってしまうのです。
食べ過ぎや肥満によりかかる脂肪肝を「非アルコール性脂肪肝」と呼びます。

 

非アルコール性脂肪肝は従来”進行しない症状”と認識されていましたが、最近ではアルコール性脂肪肝同様に肝硬変や肝臓がんに進展するものと結果が出ています。

 

 

 

今回γ-GTPの概要、脂肪肝との関係性、そして糖質を摂りすぎるとγ-GTP値が上昇する理由を紹介しましたが、いかがでしょうか?
これを読んでいる皆さんももしかしたら生活習慣の乱れに心当たりがあるのでは?

 

お酒を飲む方はもちろん飲まない方もγ-GTP値が上昇し脂肪肝となる可能性は十分にあるので、生活習慣を正すことが大切です。
ちなみにアルコールが原因でγ-GTP値が上昇している場合、飲酒量を適量にすればすぐに数値が下がるそうなのお酒はほどほどにしましょう。