脂肪肝の原因はただの飲み過ぎや食べ過ぎではありません。

飲み過ぎ

皆さんは脂肪肝の原因をご存知でしょうか?
主にアルコールの摂取や肥満などから脂肪肝を引き起こすと認識している方が多いと思いますが、まさにその通り。
脂肪肝はアルコールの摂取や不摂生による肥満などから引き起こされます。

 

ではアルコールを摂取するとなぜ脂肪肝になるのか?肥満だとなぜ脂肪肝になるのか?ここまで知っているという方は多くはないでしょう。

 

そこで今回はアルコールの摂取や肥満によりなぜ脂肪肝が引き起こるのか?を解説していきます。

 

最近不摂生がちで脂肪がついてきた感じがするという方は是非この記事を読み、脂肪肝のことを知ってください。

 

脂肪肝になるメカニズム

 

まずは脂肪肝について少し説明します。

 

肝臓はエネルギーを蓄えるために通常3〜4%程度の脂肪が肝細胞に蓄積されています。
この脂肪が30%に達すると脂肪肝となるのです。
いわば肝臓にある内臓脂肪が多い状態を指します。

 

肥満指数であるBMI値が25以上の人のほとんどが内臓脂肪を抱えており、その内20〜30%程度の人が脂肪肝と診断されています。

 

アルコール摂取による脂肪肝

 

日本人が脂肪肝になる原因として最も多いのがアルコールの摂取によるものです。
適度なアルコール摂取ならば問題はありませんが、過度なアルコール摂取(飲みすぎ)で肝臓がアルコールを解毒しきれなくなり肝臓機能に異常をきたします。

 

異常をきたした肝臓は正常に機能しないため中性脂肪を肝細胞へと蓄えやすくなります。
そこへアルコールに含まれる”糖質”が投入されることにより、多くの中性脂肪が肝細胞に蓄えられていくのです。

 

アルコール摂取一つで2つの要因が脂肪肝を発症させるのですね。

 

ちなみに「糖質とは甘いものに含まれているの」と認識している方が多いようですが、糖質とは甘いものだけではなくお酒をはじめ炭水化物やでんぷん質食材、海藻などにも含まれています。

 

肥満による脂肪肝

 

お医者さん

体の中に吸収された脂質や糖質は小腸で中性脂肪へと変換され、内臓へと送られます。

ここで中性脂肪は肝細胞へと蓄えられていくのですが、この量が多いと当然肝臓の脂肪率も増加していきますね。
つまり余分に摂り過ぎた脂質や糖質は外見だけでなく肝臓までをもプクプクと太らせていきます。

 

そのため肥満の方は脂肪肝になりやすいのです。

 

脂肪肝を引き起こす意外な原因

 

アルコールの摂取や肥満であることが脂肪肝の直接的な原因ではありますが、意外な原因が間接的に絡み引き起こる可能性もあります。

 

その意外な原因とは、タンパク質不足です。

 

「タンパク質と脂肪にどんな関係が?」と思われるかもしれませんが、肝細胞に蓄えられた中性脂肪を血液中へと流してくれる働きを持っているのがタンパク質です。

 

タンパク質が不足することにより肝細胞に蓄積された中性脂肪が血液中へと流れづらくなり、どんどんと中性脂肪を肝細胞に蓄えていってしまいます。
結果肝臓の脂肪率が上昇し脂肪肝へと結びつくのです。

 

糖質の制限も脂肪肝を引き起こす!?

 

お医者さん

なぜ中性脂肪の元となる糖質を制限することで脂肪肝を引き起こすのか?

それは前述したタンパク質が関連しています。

 

食事をして糖質を取ることにより血糖値が上がりインスリンと呼ばれるホルモンが分泌され、糖質をエネルギーへと変換し人間の体の原動力が生成されます。

 

しかし極度に糖質を取らなくなくなると人間は体内のタンパク質を糖質へ変換し、エネルギーとします。
これが続くと体はタンパク質不足に陥り、肝細胞に蓄積された中性脂肪を血液中に流すことができなくなり、脂肪肝となります。
そのため必ずしも肥満な人だけが脂肪肝になるとは限らないのです。

 

糖質制限ダイエットをして痩せているのに脂肪肝があるという方は、このタンパク質不足が原因である可能性が高いです。

 

お酒や糖質、様々な原因から引き起こされる脂肪肝。
まだまだ大丈夫と油断している人ほど脂肪肝の検査を一度受けてみましょう。

 

ちなみに毎日日本酒を3合以上(ビール大瓶3本、ウイスキーダブル2杯)を飲む方は要注意です。
また、糖質の過度な摂取や制限も控えましょう。

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