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インスリンと脂肪肝の関係とは?

肝臓がフォアグラ状態になり様々な合併症を引き起こしてしまう脂肪肝は、すでに生活習慣病の一つとして有名ですね。
そして脂肪肝にはインスリンと呼ばれるホルモンが深く関係しています。

 

インスリンは主に糖尿病などの疾患でよく耳にしますが、一体脂肪肝とどんな関係があるのでしょうか?

 

今回はインスリンとは何か?そしてインスリンと脂肪肝の関係性について紹介していきます。

 

インスリンとは

 

インスリンは血糖値を下げるホルモンとして広く知られていますが、正確には血糖値を下げるのではなく血液中の糖(ブドウ糖)を各臓器へと送る役割を持っています。
すい臓にあるランゲルハンス島のβ細胞から分泌され各臓器へと糖を送り込んだ後、エネルギーにしたり脂肪として蓄えるのを助けるのです。
結果的に血糖値が下がるのでインスリンは血糖値を下げるホルモンと認識されています。

 

・インスリンが不足すると
インスリンの分泌は主にすい臓にあるランゲルハンス島のβ細胞が疲労することで低下。
すると血液中の糖を上手く臓器に送り込むことができず、血糖値が高い状態を常に維持し続けます。
血液中の糖は血管を傷つけてるため様々な病気を併発する原因となり、これがいわゆる糖尿病です。
ランゲルハンス島は疲労がピークに達するとやがえガラス状に固まり、インスリンが分泌されなくなります。
一度ガラス状になったはランゲルハンス島のβ細胞は元に戻ることがなく、故に糖尿病は「不治の病」とされているのです。

 

インスリンと脂肪肝の関係

 

そんなインスリンと脂肪肝にはどんな関係性があるのか?

 

まず脂肪肝とは通常、肝細胞全体のの3〜4%に蓄積されている中性脂肪が30%以上と過剰に蓄積されている状態を指します。
主な原因としてはアルコールの摂取や食生活によるものです。

 

インスリンは血液中の糖を各臓器に送り込む役割があると前述しましたが、血液中の糖が高くなるとインスリンは肝臓へと糖を送り込みます。
しかし糖が過剰に上昇した状態が続くとインスリンは糖をさらに取り込めるようにと中性脂肪へと変え、肝細胞に蓄積。空いたスペースにさらに糖を取り込ませようとするのです。

 

この状態が続くと当然肝細部は中性脂肪でいっぱいな肥満状態となり、脂肪肝へとつながるのです。

 

このようにインスリンは糖尿病だけでなく脂肪肝を発症する原因にもなり、脂肪肝はやがて脂肪性肝炎や肝硬変へと進み、最悪の場合肝臓がんへとつながります。

 

日本人は脂肪肝になりやすい

 

実は日本人は世界からみても脂肪肝や糖尿病にかかりやすい民族であることがわかっています。
ここにも関係してくるのがインスリンです。

 

日本人はもともと欧米人などと比較してインスリンの分泌量が少ないため、当然血糖の処理能力が異なります。
しかし食の欧米化がどんどん進んだことからインスリンの分泌量に対し摂取する糖質が急増しました。

 

その結果インスリンは血液中の糖を処理しきれなくなり、脂肪肝や糖尿病にかかってしまうのです。

 

脂肪肝や糖尿病の予防には

 

インスリンは個人により分泌量が決まっていて、基本的に増やすことが出来ません。
そのため脂肪肝や糖尿病の予防には糖質を抑えた食事を摂ることが大切です。

 

そのため糖質制限や禁酒を行う人もいますが、極端な制限はストレスを生みインスリンの分泌量を低下させてしまうので逆効果です。

 

大切なのはバランスのいい食事と適度な運動であり、それさえ心がけていれば糖質やアルコールを摂取しても問題ありません。(ただし適量)

 

 

 

いかがでしょうか?糖尿病疾患でよく耳にするインスリンは、実は脂肪肝とも深い関わりがあったのです。
ちなみに糖尿病患者の多くは脂肪肝を疾患している可能性が高く、放置すると肝硬変など怖い病気へと進行してしまいます。

 

食事の際は体の中でインスリンが働いてくれているのを意識し、糖質の摂りすぎに気を付けるのもいいかもしれませんね。

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